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日本の音楽業界におけるインディー

日本の音楽業界におけるインディー(インディーズ)とは、日本レコード協会に加盟していないレコード会社(会社のみならず、プライベート・レーベルとしての事務所等も指す)及びそこに所属するアーティストを指す。

メジャー [編集]
日本の音楽産業は、日本語で歌われている楽曲が多いため、その販路のほぼ100%が日本国内(または日本人)であり、アメリカのような時差を利用した業績維持が困難である。そのため、日本のメジャー・レーベルは、売り上げが急激に悪くなり、業績が一気に悪くなる時期が出来る。

業績が悪くなる時期は、業績がとてもいい時期の後であることが多い。業績の良かった例として、80年代のアイドルブームの頃、90年代のプロデューサー主導時代などがある。業績がいいと、その音楽ジャンルに経営資源が集中し、二匹目のドジョウを狙った類似楽曲や類似アーティストが増加し、新たなジャンルの開拓や新人発掘が停滞してしまう。そうなると、メジャーが供給する音楽に消費者が満足しなくなり、売り上げの低下が起こる。

メジャーの草刈場 [編集]
メジャーが供給する音楽が停滞すると、インディーズ系の音楽との質的差が縮まる。そのため、メジャーの会社は自社内で新人を育てるよりも、インディーズバンドをそのまま「メジャー・デビュー」させることが多くなる。アイドルブームの後には「バンドブーム」が起き、プロデューサー主導時代の後にはビジュアル系、ヒップホップ系バンドがインディーズからメジャー・デビューした。

インディーズ・バンドの多くは、メジャー(有名・収入増)になることを夢見て日々活動しているので、メジャー・デビューすることは悪いことではない。しかし、メジャー(大手製作会社)から見れば、音楽の質が低く洗練されていない時期はインディーズとして活動してもらい、質が上がって売れる音楽が作れるようになるとメジャー・デビューさせる、という方針は、自社の払い出しが少なく利益が大きい楽な商売となり、インディーズを「草刈場」にしていると言わざるを得ない。

欧米と日本のインディーの違い [編集]
日本の音楽におけるインディーズは、上述の通り、大雑把に言ってしまえば「有名でないアーティストが属す、メジャーへの踏み台」という性格が強く、実際のところほとんどの場合は音楽で生活を営むために、日本のアーティストはメジャーを夢見ている例がほとんどである。しかしながら、海外においてはこの価値観は必ずしもまかり通らないところがある。

音楽は基本的にはアート(芸術)の一分野であり、難解な音楽、実験的な音楽、ルーツミュージックなどのニッチな音楽を志向するアーティストも数多く存在する。しかし、これらの音楽はその評価とは裏腹に商業的な成功には恵まれ無いことがほとんどであり、資本の最大化を主眼としているメジャーの音楽会社においては、当然ながらこれらの売れないアーティストがその傘下で音楽を作ることを許されるのは稀有な例となる。よって、これらのアーティストはアンダーグラウンドにおいてインディー・レーベルに所属し、その創作活動を続ける場合が多い。これらの背景から、インディーは「メジャーへの踏み台」としてではなく、「ニッチな音楽を志向するアーティストが存在し得る場」として、一つの唯一的な地位を有している。

また、ドミノ・レコーズやサブ・ポップ、クリエイション・レコーズなど、下手なメジャーの音楽会社よりもはるかに人気のあるインディー・アーティストを実際に有し(ニルヴァーナやストーン・ローゼズ、Oasis、プライマル・スクリーム、現在ではアークティック・モンキーズなど、自国のヒットチャートでダントツの1位を記録しつつ全世界で1000万を優に超えるCD売上を叩き出す「インディーズ」のロックバンドは、実際に数多く存在している。これは日本ではほんの一部の特例を除けば、全く考えられないことだと言えよう。)、業績も好調なインディー・レーベルが多数あることも、欧米においてインディーが幅を利かせる理由だろう。

現在の日本のインディーズ・シーン [編集]
1999年にトイズファクトリーとのメジャー契約を終了したHi-STANDARDが自主レーベルから発表した『MAKING THE ROAD』がインディーズとしては異例のヒットを記録する。2001年にMONGOL800が発表した『MESSAGE』がインディーズ・アーティストとしては国内史上初のミリオンセラーを記録。以降、HY、Def Tech、ELLEGARDEN、ガゼット、シドなどといったインディーズ・アーティストが相次いでヒットを記録しているため、かつてに比べれば「メジャー予備軍」としての意味合いは幾分だが薄れては来ている。但し、資本や流通やアーティスト関係などでメジャーと繋がっているところも少なくないので、インディーズの概念として曖昧な部分も多い。

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2009年04月06日 13:49に投稿されたエントリーのページです。

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